前の投稿に、私が新卒の会社をすぐ辞めてしまった話を少しだけ書いていたので…
おうどんの話も絡めながら綴ろうかと思います。

私は教員を目指し、大学に進学しました。
教員免許の取得のため、毎日勉学に励みました。

多くのことを同時にこなすのは、
精神的にも、体力的にも向いていなかったので
私はアルバイトをまともに経験しませんでした。

そんな私は、紆余曲折あり
最終的に教員ではなく、
企業への就職を選択することになりました。

就職先は、知らない人の方が多いかもしれません。
【伝説の〇〇丼屋】という丼ものの飲食店でした。

覚悟はしていたつもりでしたが、
飲食のアルバイトすら
ろくに経験していなかった私には
社員としての働きは、
到底できるものではありませんでした。

〝つかえない〟社員…
そう揶揄されながら勤務する辛さを
今でも、ありありと思い出します。

私は心が折れ、ついでに身体も壊し
辞めてしまいました。

唯一、手に入れたものは上司でした。

彼との子どもが
今の〝お子さまもちもちセット愛好家〟の息子です。

私はうどん屋さんで働いたことは無いですが、
なぜか丸亀製麺に食べに行くと
過去の自分を思い出すのです。

一生懸命働いているスタッフさんが
よく見渡せる
オープンキッチンだからでしょうか。

オープンキッチン、マルチタスク。
その大変さは何年経っても忘れません。

夫は今年の2月まで
その飲食店の店長を勤め、退職しました。

店長の激務を、妻としてそばで見守りました。

彼とは今は事情があり、
一緒に暮らせていません。

また会える日が来たら
次は丼ではなく
うどんを一緒に、食べましょう。